顧客にサービス提供、効率性向上など支援
リモート接続サービス大手のTeamViewer(チームビューワー)は4月23日、倉庫作業効率化やサプライチェーン運営適正化のソリューションを手掛けるマンハッタン・アソシエイツと戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
広範な業界との関係を構築しているマンハッタン・アソシエイツと、革新的な技術開発に注力しているチームビューワーが組み、グローバル規模で倉庫業務のデジタル化支援を推進していく構え。
マンハッタン・アソシエイツはチームビューワーが展開しているAR(拡張現実)を活用したピッキング支援ソリューション「ビジョンピッキング」を、マンハッタン・アソシエイツが得意としているクラウドベースの倉庫管理システム「Manhattan Active Warehouse Management」(MAWM)と統合する予定。
ビジョンピッキングのイメージ(チームビューワー提供)
マンハッタン・アソシエイツの顧客が手掛ける倉庫業務に、より高い精度や導入の容易さ、リアルタイムの視覚的な合図と確認によるハンズフリーピッキングによる効率性向上など、多くのメリットをもたらすことが可能とみている。
ビジョンピッキング(ピックバイビジョン)を使うと、倉庫のオペレーターは、注文や在庫データに関する視覚情報をウェアラブルデバイスで受け取ることができる。統合された音声またはスキャン・コントロールと組み合わせれば操作はハンズフリーとなり、オペレーターはより少ないエラーでより速く作業できるようになる見通し。
(藤原秀行)