NXグループのCVC、認知症など原因の資産凍結防止を回避する家族信託サービスのファミトラに出資

グループの引っ越しや保険代理店の事業と連携想定

NIPPON EXPRESSホールディングス（NXHD）は4月24日、グループのCVC（コーポレート・ベンチャーキャピタル）「NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合」を介して、DXを活用した家族信託サービスを手掛けるスタートアップのファミトラ（東京都港区六本木）に3月29日付で出資したと発表した。具体的な出資額は開示していない。

ファミトラは資産を持つ人があらかじめ信頼できる家族に資産の管理・処分を任せておく家族信託の手続きでDXを進め、認知症などを原因とする資産凍結を防止するサービスを展開している。

先進技術で高齢者を支援する「AgeTech（エイジテック）」企業として、ITで効率化した家族信託のサービスを提供、家族信託のコモディティ化を目指している。

NXHDグループの日本通運が手掛けている個人向けの引越事業と連携したり、同じくグループのNXワンビシアーカイブズの保険代理店事業でファミトラの家族信託を紹介したりすることを想定している。

■出資先概要

（藤原秀行）※アイキャッチはプレスリリースより引用