大和物流、千葉・印西で1.1万㎡の新物流拠点開設へ

既存センター近接、一体的運用可能に

大和物流は4月26日、千葉県印西市で新たな物流拠点「千葉ニュータウン物流センターⅡ」を5月1日に開設すると発表した。

千葉ニュータウン物流センターⅡの外観

現在印西市で稼働している既存の「千葉ニュータウン物流センター」はホームセンターなどを多店舗展開する流通小売事業者の配送業務やアパレル・雑貨関連のEC業務などの物流サービスを手掛けている。取扱量が伸びて満床状態が続いているため、顧客対応のキャパシティ拡大を図るため、近隣に新拠点を開設する。

現センターの強みを生かした効率的なセンター運営を実現するため、2つのセンターの一体的な運営を図る。

同社は言及していないが、メープルツリーインベストメンツジャパンが開発したマルチテナント型物流施設の2階の一角、1万1355㎡を賃借している。

印西市は東京都心から約40kmで、首都圏消費地向けの配送に適した立地となっており、交通アクセスの利便性に強みを持つ。併せて、人口増加が続いており、職住近接の就労環境が整っているため、仕分けや流通加工などの従業員を確保する上で優位性があると想定している。

現センターでは約80人の従業員（パート・派遣スタッフを含む）が従事しており、新センターと約450m（徒歩約5分）の距離にあるため、大和物流は両センター間で人員や車両の共有・連携を行うことで、安定的で効率的なセンター運営が可能とみている。

広域地図

現センターと新センターの距離（いずれもプレスリリースより引用）

施設概要

（藤原秀行）