CBRE1~3月調査、「空室率は今後も低位で推移」と展望
シービーアールイー(CBRE)が4月26日公表した2024年第1四半期(1~3月)の大規模マルチテナント型物流施設の賃貸市場動向に関する調査結果によると、福岡圏の期末の空室率は4.9%で、前期(23年10~12月)から3.2ポイント下がった。
前期から低下したのは23年4~6月以来、3四半期ぶり。竣工した4棟のうち3棟が満床、残る1棟もほぼ満床で稼働を開始した。
今期の新規供給は5.7万坪、新規需要は6.9万坪でいずれも四半期ベースの過去最高を更新した。
CBREは24年中の残る新規供給が2棟と少なく、いずれも福岡市にアクセスしやすい立地のため、「空室率は今後も低位で推移する見通し」と展望した。
募集賃料は1坪当たり3470円で、前期から0.6%上昇と上昇基調が続いている。
福岡圏の動向(CBRE資料より引用)
(藤原秀行)