井本商運、OOCLと連携し内航フィーダーサービスの新規ルート開始へ

井本商運、OOCLと連携し内航フィーダーサービスの新規ルート開始へ

小名浜~京浜港は再開、日本海側も

井本商運は5月13日、大手外航船社オリエント オーバーシーズ コンテナ ライン(OOCL)と連携し、新たな航路を開始すると発表した。

北海道の十勝港・釧路港と京浜港、小名浜港と京浜港を結ぶ内航フィーダーサービスを5月17日に十勝港発、5月18日に釧路港発で始める。「2024年問題」でモーダルシフトの需要が高まっていることなどに対応する。

十勝港・釧路港発着の輸出入コンテナ貨物を国際コンテナ戦略港湾の京浜港発着の外航母船サービスと接続できるようにする。小名浜港と京浜港を結ぶサービスは、2020年3月を最後に休止していたが、小名浜港の施設拡充に伴い再開に踏み切る。

既存の苫小牧港・八戸港・釜石港・仙台港などのサービスに加え、さらに選択肢を提供する。

一方、北九州港(ひびき)経由で直江津港と阪神港(国際コンテナ戦略港湾)を結ぶ内航フィーダーサービスを6月6日にスタートする。

日本海諸港と阪神港を結ぶ国際フィーダーサービスの拡充を目指し、2022年11月に開設した日本海東航路の寄港地に、直江津港を追加する。直江津港発着の輸出入コンテナ貨物を阪神港発着の外航母船サービスに接続させ、利便性向上と両港の貨物量増大を図る。

【サービスの概要】
寄港開始日:2024年6月6日 直江津
就航船  :600TEU型内航コンテナ船
配船日  :週1便 秋田(火)~新潟(水)~直江津(木)~富山(木)~ひびき(土)
      神戸-ひびき間は同社既存内航コンテナ船ネットワークを利用した速やかなトランシップサービスを実施する。

寄港開始日:2024年5月17日 十勝
      2024年5月18日 釧路
就航船  :100~200TEU型内航コンテナ船
配船日  :週1便 京浜(火)~十勝(金)~釧路(土)~京浜(火)

(藤原秀行)

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