商船三井が1年半にわたって性能検証
商船三井は5月15日、世界で初めてウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)を搭載した石炭輸送船 「松風丸」(しょうふうまる)の性能検証結果を公表した。
本船は2022年10月の竣工時から約1年半にわたり、東北電力向けの専用船として、主にオーストラリアやインドネシア、北米などから日本向けの往復計7航海の石炭輸送に従事し、実航海でウインドチャレンジャーの性能検証を続けてきた。
ウインドチャレンジャー帆が稼働している状態で、1日当たり最大17%、1航海の平均では竣工前の想定通り5~8%の燃料節減効果があることを確認したという。
(商船三井提供)
商船三井はウインドチャレンジャー搭載船を2030年までに25隻、35年までに80隻投入することを目標に掲げている。
(藤原秀行)