JR西やJR貨物など5社、兵庫・姫路地区起点とした「グリーン水素」の大規模輸送・活用実現へ調査開始

JR西やJR貨物など5社、兵庫・姫路地区起点とした「グリーン水素」の大規模輸送・活用実現へ調査開始

NEDO助成事業に採択

関西電力、JR西日本、JR貨物、NTT、電力関連事業のNTTアノードエナジー、パナソニックの6社は6月11日、兵庫県の姫路エリアで6社が連携してインフラを活用し、水素輸送・活用に当たる事業が、同日付で新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に採択されたと発表した。

6社は鉄道や通信用管路といった既存の設備を使い、姫路エリアの水素製造・貯蔵拠点を起点とした大規模で低コスト、かつ低炭素の水素を全国に輸送する基盤を確立することを想定している。

NTTを除く5社は水素需要の創出と効率的なサプライチェーン構築に取り組む。NTTは同事業の協力先として引き続き参画する。

各社は2024~25年度、再生可能エネルギーを使って生み出す「グリーン水素」の大規模輸送・活用に向けた調査、検討を進める。

各社の役割は以下の通り。

・関西電力:水素供給管理システムの検討・モデル構築等
・JR西日本:線路敷パイプラインおよび水素活用の検討等
・JR貨物:鉄道による全国への水素輸送の検討等
・NTTアノードエナジー:通信管路を活用した水素パイプラインの構築における法規制調査等
・NTT:通信管路を活用した水素パイプラインの構築における需要調査等
・パナソニック:水素を使った自社製燃料電池の活用の検討等


イメージ(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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