現状の検索から機能拡充、スペースと荷物のマッチング円滑化狙う
西濃運輸グループの東京西濃運輸は6月18日、昨年12月に開設した物流倉庫情報サイト「SOKONNECT(ソーコネクト)」で、7月1日から新たにユーザー自身で倉庫の情報を登録できる機能を追加すると発表した。
同サイトは昨年12月、倉庫探しのニーズに応えるため、「地図を使ってシンプルに直観的に倉庫を探せる」「倉庫と顧客のビジネスをつなぐ」とのコンセプトを基に稼働をスタート。現状では登録物件が600件に上っている。
現状は倉庫情報の検索が可能。今後はユーザーが倉庫で扱う業務案件情報を登録・公開することで空き倉庫と案件のマッチングがスムーズに行える「倉庫にまつわる仕事のポータルサイト」としての機能を拡充させていく構え。
【サイト名】 |
物流倉庫情報サイト SOKONNECT(ソーコネクト) |
【URL】 |
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【オープン】 |
2023年12月1日 |
【登録物件数】 |
600件 |
トップページにアクセスすると地図を表示し、その地域の倉庫の場所をピンで表わす。サインイン画面や検索画面を経由せず、サイトにアクセスすればすぐに倉庫探しを始められるようにしている。
東京西濃運輸は自社物件を利用して賃貸や流通加工を手掛けてきたが、徐々に引き合いが増えて他社の倉庫を借りるようになり、そこから起因して同業他社の倉庫探しを手伝ったり、空き倉庫のテナント探しを手伝ったりするようになったという。倉庫探しの需要が増えてきたのを受け、SOKONNECTをスタートした。
昨今は「2024年問題」の影響から、「倉庫を近場に移したい」「分散した倉庫を1つの大型倉庫に集約したい」といったリクエストが増えているのにも対応する。
(藤原秀行)※いずれも東京西濃運輸提供