法令に則さない可能性ある運行チェック、アラート発出
Hacobuは6月18日、トラックの動態管理サービス「MOVO Fleet(ムーボ・フリート)」に、トラックドライバーの稼働時間を可視化・分析する機能を追加したと発表した。
4月1日に施行された改正改善基準告示で、ドライバーの拘束時間上限が引き下げられたことに対応。運行管理者は各ドライバーの拘束時間や運転時間の経過と残り時間をダッシュボード上で確認、複雑な要件を順守するためのサポートが可能になるとみている。
新機能はMOVO Fleetの基本機能として、全てのユーザーが追加料金などを払わずに利用できる。
拘束時間(1日基本13時間以内)、休息期間(1日基本11時間以上)、2日平均運転時間(9時間以内)、連続運転時間(4時間以内)の項目について、法令に則していない可能性がある運行をチェックし、アラートを発出する。
また、車両の情報、運行開始・終了日時、走行距離などの基本情報とアラート項目を含むCSVファイルを取得することが可能。企業はデータを自社用に加工・管理したり、長期間にわたって蓄積したりできるようになる。
例えば、拘束時間13時間や連続運転4時間などの項目ごとに、日次や月次で違反している人数や台数を集計し、ヘルスチェックとしてモニタリングする使い方を想定。月間で違反回数が多いドライバーや車両を順位付けし、その原因をチェックして改善を要望することもできる。
(藤原秀行)※いずれもHacobu提供