既存販売・サービスを統合、地域密着の経営体制でシェアナンバーワン目指す
三菱ふそうトラック・バスは7月3日、両備ホールディングス(HD)、両備ファイナンスの両社と共同で、中国地方4県エリアをカバーする販売会社「ふそう中国地区販売株式会社(仮称)」を新たに設立すると発表した。
新会社は資本金が1億円で、両備HDと両備ファイナンスが株式を40%ずつ、残る20%を三菱ふそうがそれぞれ保有している。
これまで島根、鳥取、広島、山口の4県は三菱ふそうの地域販売部門が販売・サービスを担ってきた。両備グループ2社と連携し、新会社に事業を統合することで、経営体質を強化するとともに、より地域に密着し、きめ細かで充実したサービス体制の構築と販売強化を目指す。
新会社の事業開始は、関連当局の承認を経て2025年2月を予定している。
両備HDと両備ファイナンスは交通領域を軸に事業を幅広く展開する両備グループの中核企業。両備HDは1962年、岡山県内のふそう車両販売とサービスを担う特約販売会社として岡山三菱ふそう自動車販売(岡山市)を三菱ふそうとともに設立して以来、60年以上にわたり安定的な事業を継続している。
岡山県内の販売・サービスは、引き続き岡山ふそうが事業を推進し、中国地方の他4県は新会社が事業を担うことで、岡山県で培った経営ノウハウを両社で活かしていきたい考え。
【新会社の概要】
名称 | ふそう中国地区販売株式会社(仮称) |
本社所在地 | 〒731-4311 広島県安芸郡坂町北新地1丁目4番79号 |
事業開始予定 | 2025年2月3日 |
株式保有比率 | 両備ホールディングス株式会社40%、株式会社両備ファイナンス40%、
三菱ふそうトラック・バス株式会社20% |
資本金 | 1億円 |
事業の内容 | 三菱ふそう製トラック、バスの車両販売、整備、部用品販売、産業エンジンの整備 |
※いずれも2024年7月3日時点
(藤原秀行)※いずれもプレスリリース