商船三井、カナダのメタノール海上輸送大手の株式40%取得

商船三井、カナダのメタノール海上輸送大手の株式40%取得

170億円で、船舶燃料の脱炭素化推進

商船三井とカナダのMethanex(メタネックス)は2月2日、戦略的パートナーシップ構築に向けた正式契約に基づき、Methanexが商船三井から約1億4500万ドル(約170億円)を受領し、100%出資子会社のWaterfront Shipping(WFS)の発行済み株式40%を譲渡したと発表した。

Methanexは、今後も残る60%の株式保有を継続し、同社のグローバルサプライチェーンの重要な一角を担うWFSの経営に携わる。

メタノールは安全かつコスト競争力に優れた実績ある舶用燃料。脱炭素化の流れが強まっている中、従来の舶用燃料と比べ燃焼時の温室効果ガスの排出量が少ないクリーンエネルギーとして注目されている。

メタノール生産業界首位のMethanex、メタノール海上輸送で首位のWFS、総合海運会社として多種多様な船種の知見を持つ商船三井の3社が30年以上にわたって構築してきたパートナーシップをより強化し、再生可能メタノールの活用も含め、舶用燃料としてのメタノールの商用化を推進する。

(ロジビズ・オンライン編集部)

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