駅や商業施設活用を想定、事業の成立可能性検討
SkyDriveとJR九州は7月4日、SkyDriveが開発する「空飛ぶクルマ」の社会実装を目指し、九州エリアで空飛ぶクルマを用いた事業の成立可能性を検討するため、連携協定を締結したと発表した。
鉄道と空飛ぶクルマによる移動が連携するイメージ
九州エリアで将来のまちづくりや沿線観光地への誘客の視点から、新たな技術を活用したモビリティを導入することで、九州エリアの開発、MaaS(大規模国際会議)などへのビジネス領域拡大に加え、地域課題解決といった地域創生へ貢献することで先進的で魅力の高いまちづくり開発ができると想定。
空飛ぶクルマ実用化による誘客促進、地域活性化などを図るため、事業スキームや導入エリアなどについて、さらに具体的かつ詳細な事業可能性を検討し、JR九州の持つ鉄道駅や商業施設などのアセットを生かした空飛ぶクルマ運航ルート開設の実現を目指す。
西九州新幹線「かもめ」
電動で垂直離着陸が可能な空飛ぶクルマ、SKYDRIVE(SD-05)
(藤原秀行)※いずれも両社提供