中国DJI製大型機体採用、ニーズ多様化に対応
ドローン関連事業を手掛けるJDRONE（ジェイドローン、東京都新宿区西新宿）は7月5日、山岳地帯や森林・山林環境に特化した物資輸送ドローンの運用サービスを7月1日に開始したと発表した。
これまで取り扱ってきたヤマハ発動機製無人ヘリコプター「FAZER R G2（愛称：きびたき）」に加え、中国のDJIが今年発売した初の物流用ドローン「FlyCart 30」を活用。火山地域などフィールドワークが難しい環境での調査観測装置や建設資材の運搬、森山林における苗木や山小屋への生活用品の輸送、災害発生時の物資輸送といった多様な輸送ニーズに対応する。
FlyCart30
FlyCart 30は農業用ドローンとして開発した機体を改良し、重量のある荷物の運搬能力を高めている。強力な2重反転の8枚ローターと高度なバランス制御技術を駆使し、様々な条件下での安定した飛行を実現している。
最大積載可能重量30kg、最大飛行距離16km、最大風圧抵抗12m/s、最大飛行高度6000m、保護等級IP55の機能を備え、過酷な高度や気象条件下での配送業務対応が可能。
FAZER R G2
（藤原秀行）※いずれもJDRONE提供
