人件費高騰など考慮、容易に増減床可能な点アピール
ラピュタロボティクスは7月10日、自動倉庫ソリューション「ラピュタASRS」に関し、新たに米国で販売を開始すると発表した。
既に国内では出版物取次大手の日本出版販売が新拠点への導入を決めるなど、「ラピュタASRS」への注目度が高まっている。
米国も人件費の高騰や離職率の高さ、迅速な注文処理需要の高まりなどで物流現場の自動化・省力化のニーズが広がっているのを考慮。ビジネスの状況に合わせて簡単に増減床ができる柔軟性とピッキング作業の生産性や在庫保管効率の向上を備えている点を着実に売り込んでいきたい考えだ。
「ラピュタASRS」(いずれもラピュタロボティクス提供)
「ラピュタASRS」はFRP(強化ガラス繊維プラスティック)のモジュラー構造を採用し、軽量かつ高い強度を実現するとともに、専門的な知識がなくても容易に倉庫を拡張できるのが特徴。ラピュタは一般的なピッキングに比べて最大10倍の生産性と2.5倍の保管効率を達成できると見込む。
併せて、米国展開に際し、物流ロボティクス分野の知見に明るく、コネクションが豊富なビジネス人材や、販売拡大で協業できる物流倉庫向けの大規模マテハン、ロボットの販路開拓に強い代理店候補・インテグレーター候補を募集している。
(藤原秀行)