【物流で光るCSR】プロロジスとセンコー、アフガニスタンにランドセル提供

【物流で光るCSR】プロロジスとセンコー、アフガニスタンにランドセル提供

全世界で一斉にボランティア、日本は大阪湾の生き物調査も

プロロジスは5月29日、教育や福祉、環境などの分野で活躍しているNPO団体と組み、日本を含む全世界の従業員がオフィスを離れて一斉にボランティア活動を行う「IMPACT Day(インパクトデー)」を開催したと発表した。

毎年5月の第3金曜日をインパクトデーに設定しており、今年で7回目。日本は関東と関西に分かれて活動を展開した。

関東では世界の妊産婦や女性の命と健康を守るための活動を手掛けている国際協力NGOのジョイセフとタッグを組み、日本各地から集めた使用済みのランドセル約4000個をアフガニスタンの子どもたちに贈る作業を行った。プロロジスの東京オフィスとJリートの資産運用を担うプロロジス・リート・マネジメントのスタッフ計104人が参加した。

プロロジスが三井不動産と共同で開発した物流施設「MFLPプロロジスパーク川越」(埼玉県川越市)を使い、10トントラックで3台分にも相当する量のランドセルを1つずつチェック。汚れや破損のほか、イスラム教徒は使えない豚革のものがないかも入念に確認した。


ボランティア活動に参加したプロロジスのスタッフら※クリックで拡大


ランドセルを1つずつ念入りに確認

検品が済んだランドセルの国内輸送はプロロジスの物流施設の顧客でもあり、今回の活動に協賛しているセンコーが無償で担った。アフガニスタンには今年秋ごろをめどに子供たちへ配布できるよう届けられる予定だ。


配送を担ったセンコー

一方、関西ではプロロジス大阪のスタッフ12人が、環境技術振興会と共同で、関西国際空港近くの海岸で大阪湾に生息する生き物の調査にチャレンジした。活動は各地の湾岸生物の生息状況を確認するため2007年に始まった。プロロジスは5年前から調査活動に参加しており、エリア一体の清掃も担っているという。


生き物調査の様子(写真は全てプロロジスのプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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