日通、鉄道介した中国~欧州間の国際輸送定期便サービスを開始

日通、鉄道介した中国~欧州間の国際輸送定期便サービスを開始

上海から独デュッセルドルフ向け混載も展開、24~26日で到着

日本通運は6月4日、現地法人を通じ、中国~欧州間の国際輸送「Eurasia Train Direct(ユーラシア・トレイン・ダイレクト)」の定期便サービスを同日始めると発表した。

中国の西安鉄道運行事業者とブロック・スペース契約(BSA)を締結。低廉で大量かつ柔軟な輸送スペース確保を可能にした。サービスは中国各地から荷物を集め、毎週火・木・金曜日の3便が西安から出発。ポーランドのマワシェビチェとドイツ・ハンブルク、デュイスブルクに到着する。

併せて、上海とデュッセルドルフにそれぞれ構えている同社のCFSを結ぶ混載輸送サービスも週1便(金曜日に上海出発)展開し、荷物の発着を一貫管理する。CFS間のリードタイムは24~26日間で、従来の海上輸送に要する約40日間から大幅に短縮できるとみている。

今後は欧州から中国に向かう定期便の開設も検討するほか、混載輸送は2019年中に週2便まで拡大する予定だ。


サービスのルート(日通プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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