TC神鋼不動産が大阪・高槻で5.2万㎡のマルチ型物流施設竣工、センコーの入居決定

TC神鋼不動産が大阪・高槻で5.2万㎡のマルチ型物流施設竣工、センコーの入居決定

自社開発で2件目、関西圏全域管轄可能と想定

東京センチュリーと神戸製鋼所、中央日本土地建物の3社が出資しているTC神鋼不動産は8月1日、自社開発としては竣工第2弾となるマルチテナント型物流施設「AS-LOGI高槻」(大阪府高槻市)が同日完成したと発表した。

地上4階建て、延床面積は5万1709㎡で、最大4区画まで分割対応が可能。テナント企業として、センコーの入居が決まっている。


施設外観

名神高速・新名神高速道路の高槻ICへ約5km、主要幹線道路の国道170号、国道171号へ約1.4kmと交通アクセスに優位性がある立地のため、関西圏全域を管轄する広域輸送が可能で、地域集配拠点としても適性が高いとみている。

1階と3階にトラックバースを設けたスロープ型物流施設で、床荷重は1.5t/㎡、梁下有効高は5.5mを確保。レイアウトの自由度を考慮し、ブレース(筋交い)は設置せず、4階は柱を間引く計画を採用した。

設備は荷物用エレベーターと垂直搬送機を各4台設置、1階と3階のトラックバースにはドッグレベラーを各4台配備しており、スムーズな荷物の積み降ろしが可能。

敷地内には大型駐車場13台、一般車駐車場127台に加えて屋根付きのバイク置き場と自転車置き場を整備。一般駐車場にはEV(電気自動車)車用充電器を2台分設置している。

太陽光発電設備を屋上に導入。生み出したクリーン電力は入居テナントに供給し、昨今の環境意識の高まりに応える。

全館LED照明、節水型衛生器具を採用し、最高ランクの『ZEB』認証および CASBEE(大阪府建築物環境計画書)Aランクを取得する予定。

さらに停電時の稼働を支えるため48時間対応の非常用発電機を備えることで、BCP対策にも注力する。

2~4階の共用部には休憩スペースを、各階女性トイレにはパウダーコーナーをそれぞれ設置。従業員に対して働きやすい環境を提供するよう努めている。各事務所には給湯室と収納庫を設けている。


位置図

◆物件概要
物件名:AS-LOGI高槻
所在地:高槻市南庄所町23-1
交通:名神高速・新名神高速道路「高槻IC」車8分
名神高速道路「茨木IC」車10分
阪急京都線「高槻市」駅徒歩24分
JR京都線「高槻」駅徒歩24分
バス停「下田部」駅徒歩1分
敷地面積:23,027.68㎡(6,965.87坪)
延床面積:51,709.50㎡(15,642.12坪)
構造:鉄筋コンクリート造 一部 鉄骨造・地上4階建
スロープ型(1・3階バース)
設計・施工:株式会社大林組
監修:株式会社フクダ・アンド・パートナーズ

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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