エアークローゼット、ベトナム・ハノイにファッションレンタルの「循環型物流」支えるシステム開発拠点新設

エアークローゼット、ベトナム・ハノイにファッションレンタルの「循環型物流」支えるシステム開発拠点新設

100%子会社立ち上げエンジニア採用を加速、システム開発力倍増目指す

​エアークローゼットは8月14日、ファッションレンタルなどの事業拡大に向け、ベトナム・ハノイにシステム開発子会社を設立すると発表した。同社が海外拠点を設置するのは初めて。

同社は創業当初からサービス・物流領域の両面で基幹システムを内製できる体制を構築。ファッションレンタルサービスでユーザーの登録情報に基づいてオンライン上で最適な衣服を提案する「スタイリング提供システム」、RFIDを活用しレンタルを終えて戻ってきた衣服を適切にクリーニング、管理して再度出荷できるようにする循環型物流を実現する「RFIDを活用した物流システム」で特許を取得している。

今年4月からは、独自に構築してきた循環型物流のノウハウを生かし、他のEC事業者などの物流を受託するtoB事業を開始、事業領域を広げている。

各事業を支えるシステムの開発体制を強化し、より事業成長を加速させるため、システム開発子会社の設立に踏み切る。

ベトナムはIT人材の育成を国策に位置付け、優秀なIT人材を数多く輩出しており、同社はエンジニア組織におけるベトナム人材の採用を2020年にスタートした。ハノイ工科大学やベトナム国家大学などを卒業した新卒社員の入社も増え、現在は社内のシステム開発に関わるメンバーの約半数がベトナム人材になっているという。

新設拠点の設立後、スムーズにシステム開発体制を強化するため、自社のベトナム人材を中心とした組織間連携を図る。

(藤原秀行)

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