岡山・水島と鳥取・境、「24年問題」受け輸送距離や荷降ろし待機時間削減可能に
セイノーロジックスは8月26日、地方港発の海上定期混載輸送サービスに関し、新たに9月から岡山県・水島、鳥取・境の両港発のルートを追加すると発表した。
同サービスは韓国の釜山港経由で世界350カ所へ毎週輸送している。2港の追加で、取り扱いは国内の19CFS(コンテナフレートステーション)・17港に拡大する。
これまで岡山、島根両県からの貨物は神戸港経由で輸出することが一般的になっている。水島、境の両港から世界各地へ輸送できるようにし、神戸へ貨物を陸送する距離と、神戸港で荷降ろしするための待機時間を削減、「2024年問題」対応を後押しできると見込む。輸送距離短縮で温室効果ガス排出削減にもつながるとみている。
サービス開始の本船は水島港がCFSカットで9月12日など、境港が同じくCFSカットで9月4日などと設定。貨物の搬入先は水島港が日本通運水島海運支店、境港がNX境港海陸。
(藤原秀行)