エーディーエフ、積載効率アップなど可能に
アルミ製品の設計・製造・販売を手掛けるエーディエフ(大阪市)は9月4日、物流ボックス「ダンカーゴ」シリーズが、ボックスチャーターが11月11日に始める新たなサービス「JITパレットチャーター便」に採用されたと発表した。
「JITパレットチャーター便」はユーザーが用意したパレット積みの荷物に、加盟運送会社が専用パネル(「ダンカーゴ」シリーズ)を取り付けて預かり、配達する。標準仕様パレット(T11型)の上に積み付けられた荷物の四方をパネルで囲い、ふたをかぶせることで、破損・荷崩れなどの輸送中の荷物事故を抑制できると見込む。
加盟運送会社が集荷時にパネルを持参するため、ユーザーがパネルを準備する必要がなく、配達と同時にパネルを回収するため、届け先にパネルが残らないのもメリット。
JITパレットチャーター便 専用パネル(「ダンカーゴ」シリーズ)
「ダンカーゴ」シリーズは、パレットにパネルを置くだけで段積み可能となる物流ボックス。政府が推進する標準仕様パレットを活用した輸送オペレーションを効率的に実現し、積載効率アップや小ロットでの共同輸送を可能にすると説明している。
「JITパレットチャーター便」開始に伴い、ボックスチャーターに加盟する全国23社の運送会社の輸送網でダンカーゴシリーズを取り扱う。
JITパレットチャーター便の利用の流れ
ダンカーゴと使用イメージ
(藤原秀行)※いずれもエーディエフ提供