採用2カ所目、作業時間を半分以下に短縮
ラピュタロボティクスは9月5日、北海道を軸に医薬品の卸売を手掛けるほくやく(札幌市)の函館支店(北海道函館市)に今秋、人と協働してピッキングをアシストするロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」を納入すると発表した。
ほくやくでラピュタのAMRを導入するのは札幌支店の物流センターに次いで2カ所目。
ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」(ラピュタロボティクス提供)
昨年11月から札幌支店の物流センターでラピュタのAMRを活用、庫内作業効率化の向上、省力化の効果を確認したため、利用の拡大を決めた。
従来の台車を押しながら商品をピッキングしていた時と比較して、札幌支店は従来約31秒かかっていたピッキング作業を約13秒に短縮できたほか、作業スタッフも12人から5人で業務を行えるようになった。
また、地震など災害が発生した際でも、安定した出荷を行う必要があるのを踏まえ、有事の際、完全に自動化されている場合には復旧にも時間がかかると想定、完全自動化ではなく人とロボットがチームワークでピッキング作業を効率良く行うラピュタのAMRを選択した。
(藤原秀行)