ACSL、米子会社が電力大手アメレンとインフラ産業へのドローン導入促進で連携

ACSL、米子会社が電力大手アメレンとインフラ産業へのドローン導入促進で連携

設備点検などで活用想定、市場開拓図る

ACSLは1月29日、米子会社のACSL, Inc.が、ミズーリ州に拠点を置く電力・天然ガス供給大手のAmeren Corporation(アメレンコーポレーション)と1月26日付で米国市場の重要インフラ産業におけるドローンの導入と利用を促進する戦略的パートナーシップの覚書(MOU)を締結したと発表した。

ACSLは米国で日本製のセキュアで多用途かつ高性能な小型空撮ドローンの需要が見込めると判断。昨年1月にカリフォルニア州でACSL, Inc.を設立し、同12月にはACSL, Inc.の戦略的代理店General Pacific(ゼネラルパシフィック)にSOTEN(蒼天)50機を納品した。さらに今年1月には、SOTENの価格と販売代理店を発表、本格的に販売を開始した。


米国で販売開始したSOTENの標準セット(ACSL提供)

アメレンはイリノイ、ミズーリの両州で電力を約240万、天然ガスを約90万の顧客にそれぞれ供給。全米上位500社の総収入に基づき米経済紙フォーチュンがランキングしている「フォーチュン500」にリストアップされ、ミズーリ州では最大の電気事業者。

ACSL, Inc.とアメレンは互いの強みと専門性を活用し、電力・天然ガス供給設備の点検などの領域でドローンが普及するよう協力、米国市場を着実に開拓していきたい考え。

(藤原秀行)

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