最低限のスモールスタート可能、拡張にも柔軟対応
EC・小売・物流業界向けに自動化ソリューションを提供するROMSは9月9日、物流サービスを展開するロジウィルグローバルサプライ（川崎市）が物流センターに、ROMSの自動倉庫「ナノ・ストリーム（Nano-Stream）」を導入したと発表した。保管・ピッキング・オーダー仕分け業務の自動化を図る。
「ナノ・ストリーム」（ROMS提供）
ロジウィルは導入に際し、まず必要最低限の規模で導入し、荷主のニーズ変化などに伴う出荷件数・SKU（最小管理単位）数・バリエーションといった要素の変化に応じて棚やクレーン、ケース搬送AGV（無人搬送ロボット）など各機器の追加導入、拡張を検討する。
「ナノ・ストリーム」はコンベヤを使わず、着脱式ラックハンガークレーンとケース搬送AGVで荷物をステーションまで移載/搬送する。100㎡から設置可能で、スモールスタートできる。
機器やステーションを増やすことでより柔軟に繁閑に応じた能力拡張が可能で、モジュールの追加で保管量も増やせるようにしている。
非公表のものを含めて、複数件の導入を2025年1月から予定しているという。
実機は「国際総合物流展2024」に出展する。
（藤原秀行）
