送料大幅下げなど奏功、円安も追い風
BEENOSは9月24日、グループで展開しているグローバルコマース事業で、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」や日本国内向けECサイトを越境対応させることが可能となる「Buyee Connect(バイイーコネクト)」、各国の代表的なマーケットプレイスへの出店/出品サポートサービスなどを通じた国内企業の越境EC支援実績が累計で6000件を突破したと発表した。
BEENOSグループは越境ECの黎明期だった2008年、海外転送サービス「転送コム」を開始。日本の商品を購入したい海外の消費者と海外販売に挑戦する日本企業を結び付けている。
2023年10月に支援数が5000件を超えて以降、越境ECを取り巻く環境は円安で海外の消費者が日本の商品を購入しやすい環境が続き、オンラインで海外消費を取り込もうとする機運が高まっている。
また、訪日インバウンドが復活した現在はリアルでインバウンド消費を取り込むのに加え、日本で実際に商品に触れてファンとなってもらい、帰国後も自国から継続して購入する“アト消費”につなぐ役割としても越境ECの存在感が高まっている。
BEENOSグループは日本企業に向け国際配送の代行サービスや海外展示会出展の支援サービスを展開。リアル回帰しつつある市場環境への対応に取り組んでいる。海外の消費者へは「ECMS Express」の導入エリア拡大や米国向け送料の大幅値下げ、「FedEx International Economy」の導入など、ユーザーが購入しやすい環境の整備にも注力、奏功している。
越境EC支援件数だけではなく、日本の商品を購入する海外のユーザー数も増加しており、今年8月には越境ECサービスの会員数は550万人を突破しているという。
(藤原秀行)※BEENOS提供