セイノーHD、蓄電池など再生可能エネルギー関連の物流担うプロジェクトチーム始動へ

セイノーHD、蓄電池など再生可能エネルギー関連の物流担うプロジェクトチーム始動へ

太陽光・風力発電設備と関連部材なども取り扱い

セイノーホールディングス(HD)は9月30日、2023年4月に設立したオートモーティブ・バッテリー物流事業部内に、再生可能エネルギープロジェクトチームを新たに立ち上げ、10月に本格的な活動を開始すると発表した。

同チームはセイノーHDが掲げる環境負荷の低い物流「Team Green Logistics」の一層の推進を目指しており、再生可能エネルギーの活用に必要な物流サービスをワンストップで提供していく構え。

これまで培ってきたEV(電気自動車)用リチウムイオンバッテリーの保管・輸送のノウハウを活かし、EVに先行する形で需要が高まっている大型の系統用蓄電池についても積極的に取り扱う。

さらに、蓄電池に加えて太陽光・風力発電設備と関連部材についての物流サービスも提供する。

重量物・特殊物輸送については、グループ会社や協力会社と連携した専門チームを組成し、輸入から現地への配送まで包括的なソリューションを提案できるようにする。

太陽光パネルの輸入・保管・配送、リサイクル(家電リサイクルのノウハウを活かし、太陽光パネルを日本全国から回収するシステムの構築)、スペアパーツの保管、O&M(オペレーション&メンテナンス)に対する事業展開も念頭に置いている。

【取扱可能案件】※再生可能エネルギーに関する物流
①太陽光パネル
・太陽光パネルの輸入から保管、現地への配送まで
・O&M及びサービスパーツの保管
・太陽光パネルの廃棄・リサイクル

②バイオマス
・木質ペレットの輸送
・木材製品のリサイクル
・産業廃棄物の処理

③風力発電機
・風力発電設備及び風況観測塔の輸送
・O&Mに伴うサービスパーツの保管、輸送

④蓄電池
・系統用蓄電池の輸入から現地への配送まで
・予備蓄電池を含むサービスパーツの保管

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事