福通や三菱倉庫、ローソンなども参加、複数拠点で同時進行型も想定
神戸市は9月30日、大規模災害時における救援物資供給体制の強化を目指し、官民連携で設立している神戸市災害時物資円滑供給検討会で、10月10日にドローンなどを使った物資供給の実働訓練を行うと発表した。
場所は神戸市役所と福山通運神戸支店など。民間からは同社のほか、三菱倉庫西神配送センター、生活協同組合コープこうべ、ローソン、日本コンピュータネット、兵庫県トラック協会、赤帽兵庫県軽自動車運送協同組合が、行政からは兵庫県(危機管理部)、神戸市(危機管理室、福祉局、経済観光局)がそれぞれ参加する。
具体的には、複数拠点による同時進行型訓練を実施。集積・配送拠点でとして福山通運の神戸支店に加えて、神戸市災害対策本部、避難所、福祉避難所、一時保管倉庫を訓練会場として活用し、複数拠点間の連携とライブ配信による本部での状況把握・検証を行う。
また、陸上輸送が困難な地域が発生したと想定し、孤立集落への物資輸送を検証するため、ドローンによる物資輸送訓練を実施する。使用するドローンは40kg程度の物資を輸送できるものを投入する。
複数拠点訓練イメージ
ドローン空輸イメージ
(藤原秀行)※いずれも神戸市提供