タリーズ、通販サイトへの不正アクセスで5万人のカード情報外部流出の恐れ

タリーズ、通販サイトへの不正アクセスで5万人のカード情報外部流出の恐れ

セキュリティコードも、個人情報は9万人超

タリーズコーヒージャパンは10月3日、自社の直営通販サイト「タリーズオンラインストア」で今年5月に発生した第三者による不正アクセスの結果、顧客の個人情報が外部に漏洩した可能性があると発表した。

第三者調査機関が調べた結果、2020年10月1日から今年5月23日の間、通販サイトで会員登録した9万2685人の氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報が外部に漏れた恐れがあることが分かった。

さらに、このうち21年7月20日から今年5月20日の間、通販サイトでクレジットカード決済をした5万2958人についても、カードの番号やセキュリティコードなどの情報が同じく外部に流出した可能性があるという。

同社はクレジットカード会社と連携し、漏洩した可能性のあるカードの取引状況を継続して監視、不正利用防止を図っていると説明。カードを再発行する場合は手数料を徴収しないようカード会社に依頼している。

また、不正アクセスが発覚してから情報の外部漏洩の可能性を発表するまで4カ月以上かかったことについては「不確定な情報の公開はいたずらに混乱を招き、お客様へのご迷惑を最小限に食い止める対応準備を整えてからの告知が不可欠であると判断し、発表は調査会社の調査結果、及びカード会社との連携を待ってから行うことにした」と説明、謝罪した。

通販サイトの再開時期は未定。

(藤原秀行)

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