既に使用機器の運用や構造変更不要、交換作業簡略化など見込む
三菱化工機は10月17日、船舶用バイオディーゼル燃料に対応するため、新たに船舶用油清浄機「三菱セルフジェクター」用バイオディーゼル燃料対応部品を発売すると発表した。
本部品は既に使用されている油清浄機の運用や構造を変えず、キット化された対応部品を交換することで、温室効果ガスの排出を削減する有力な手段として注目されているバイオディーゼル燃料に対応できるようになる。
以前から使用されている低硫黄重油(VLSFO)や高硫黄重油(HSFO)にも対応可能。対応部品をキット化した形で届けるため、交換作業を実施する乗組員が通常の部品と識別しやすくなっている。
部品点数は14品目・16個で、交換部品を可能な限り少量にとどめ、従来のメンテナンスより交換作業を簡略化できると見込む。
バイオディーゼル燃料対応部品
バイオディーゼル燃料対応部品(パック)
(藤原秀行)※いずれも三菱化工機提供