日本郵船と多摩美術大、船員のウェルビーイング向上へ共創プロジェクト第2弾始動

日本郵船と多摩美術大、船員のウェルビーイング向上へ共創プロジェクト第2弾始動

船上空間デザインでアイデア創出図る

日本郵船と多摩美術大学は10月21日、「Cozy・Comfy ~ 働く/暮らしの中にある喜び」をテーマに、船員のウェルビーイング(心身の健康や幸福)向上と働きがいのある職場環境づくりを目指す産学共同研究プロジェクトの第2弾を10月に始めたと発表した。

両者は昨年3月、産学共同研究契約を締結。第1弾として同4月に「KRAFT(長く使う) & LOOP(循環させる) ~船員のウェアデザイン~」をテーマに掲げ、船員の新たなユニフォーム開発プロジェクトを展開した。

第2弾として、同大の共創プロジェクト「すてるデザイン」と共同研究を開始。学生参加型の授業プログラムの一環として、プロジェクト前半では「働き甲斐、暮らしの喜びにつながるものは何か?」、「快適さとは何か?」、「心理的安全性や安定」、「ワクワクする気持ちは何からもたらされるか?」といった項目についてリサーチと考察を重ねる。

プロジェクトの後半では、船での暮らしの中にCozy(居心地の良さ)とComfy(快適さ)をもたらすため、船室のレイアウトや家具、照明、音環境など、船上空間のデザインに関する具体的なアイデアを創出する。

プロジェクトは10月15日から2025年7月31日までの約9カ月間。同大生産デザイン学科プロダクト専攻の学部3年生と2年生計13人が参加する。


(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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