物流業界のDX支援手掛けるroute-D、DCM Venturesなどから6000万円資金調達

物流業界のDX支援手掛けるroute-D、DCM Venturesなどから6000万円資金調達

積載効率低下や多重下請け構造などの課題解決後押し

物流業界のDX支援を手掛けるroute-D(ルートD、東京都港区南青山)は10月22日、シード(会社創生期)ラウンドでDCM Venturesなどから6000万円の資金を調達したと発表した。

物流業界向けのプロダクト開発加速によるトラック積載効率低下や多重下請け構造の解決に充てたい考え。

同社は収益改善を促進する運行管理アプリ「D-connect」(Dコネクト)などを運営。これまで電話や紙を用いて行っていた業務を、ソフトウェアで代替することにより、業務生産性を大きく向上させることに取り組んでいる。業務を通じて収集したデータを活用し、車両や荷物の状況を正確に可視化・分析、積載効率や長時間労働の問題改善にもつなげている。

同社のプロダクトは30以上の営業所で導入が進み、改善実績も出てきているという。今後は調達した資金を活用し、より改善を後押しできる複数のプロダクトを開発していく予定。

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事