商船三井系CVCのMOL PLUSなど、最先端蓄電池の物流業界導入促進でシンガポールのスタートアップと連携

商船三井系CVCのMOL PLUSなど、最先端蓄電池の物流業界導入促進でシンガポールのスタートアップと連携

脱炭素化推進図る

商船三井のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)のMOL PLUSは10月24日、シンガポールに本拠を置き商船三井グループの東アジア、東南アジア、大洋州地域の統括拠点を担っているMOL (Asia Oceania)(MOLAO)、同じくシンガポールで蓄電システムを手掛けるVFlowTech(ブイフローテック)の両社と、アジア・太平洋地域におけるバナジウムレドックスフロー電池(長寿命の蓄電池)の物流業界への導入推進で協業すると発表した。

このほど、3社間で覚書を締結した。3社はVFlowの最先端バナジウムレドックスフロー電池の技術を活用し、商船三井グループや取引先が所有する港湾施設、コールドチェーン倉庫に採用し、脱炭素化を進めていくことを目指す。


覚書に調印した(左から)Dr.Avishek Kumar氏(VFlow CEO=最高経営責任者=兼共同創設者)、入澤秀行氏(MOLAO Director)、Alvin Seng氏(MOLAO)

MOL PLUSは覚書の一環として、VFlowのバナジウムレドックスフロー電池の技術を海運・物流業界に普及させ、インドをはじめとする様々な地域における導入機会を創出していきたい考え。


バナジウムレドックスフロー電池の構造(いずれもMOL PLUS提供)

(藤原秀行)

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