システム定着早期化、グローバル展開目指す
各種システムの利用方法を分かりやすく解説し、企業などへの早期定着を支援するデジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」を手掛けるテックタッチは10月24日、鴻池運輸が輸出入関連業務を包括的に効率化するクラウドベースのサービス「KBX(ケービーエックス)」に、テックタッチを採用したと発表した。
KBXは2022年5月に運営を開始。当初の海上輸送に加え、同年9月以降は航空輸送もサービス提供範囲に加えている。さらに、今年3月に海上輸送の本船動静トラッキング機能をリリースし、同9月にはKBXのグローバル版の提供をスタートしている。
KBX利用に際しては、企業内で従来の手続きからプロセスが変わることへの心理的なハードルが生じやすく、システム操作の習熟や入力データの抜け漏れなどの課題が生じていた。そこでデジタルガイドなどをノーコードで実装し、システム定着の早期化を後押しできる点に着目、「テックタッチ」の導入を決めた。
「テックタッチ」を取り入れたことで、業務標準化・自動化を促進して業務生産性を高め、デジタルフォワーディングプラットフォームとしてKBXの価値を最大化できると見込む。
<テックタッチで設定したナビゲーションの例>
(藤原秀行)※テックタッチ提供