阪急阪神不動産とCRE、ベトナム北部で新たな物流倉庫開発プロジェクトに参画

阪急阪神不動産とCRE、ベトナム北部で新たな物流倉庫開発プロジェクトに参画

賃貸面積2万㎡、25年秋ごろの竣工目指す

阪急阪神不動産とシーアールイー(CRE)の両社は11月20日、ベトナム北部のVSIPハイフォン工業団地内で、地上2階建ての物流倉庫を開発するプロジェクト「セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)」の建設に着手したと発表した。

平屋建てで、賃貸面積は約2万㎡を想定。2025年秋ごろの竣工を目指す。

両社はシンガポールのSembcorp Development(セムコープ デベロップメント)と共同でSembcorp Infra Services(セムコープ インフラ サービス)に出資、ベトナム北・中部で物流倉庫の開発・運営に取り組んでいる。今回の案件もその一環。

竣工すればセムコープ インフラ サービスを通じて運営する物流倉庫は、ベトナム北部の5棟(ハイフォン市内の4棟とハイズオン省内の1棟)と中部の6棟(クアンガイ省内の3棟、ゲアン省内の3棟)を合わせて、計11棟・総賃貸面積約15万㎡に達する。

セムコープ デベロップメントはシンガポール政府が所有する国際的な投資会社Temasek Holdings(テマセクホールディングス)傘下のSembcorp Industriesの子会社。アジアの工業団地開発で約30年にわたる経験を有している。

物件概要
【プロジェクト名称】 セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)
【敷地面積】 約23,000㎡(約7,000坪)
【建物構造】 地上2階建
【棟数】 1棟
【賃貸面積】 約20,000㎡(約6,000坪)
【着工】 2024年10月22日
【竣工予定】 2025年秋頃


セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン) 建物の外観(イメージパース)

VSIPハイフォン複合都市・工業団地は、ベトナム北部最大の港湾都市ハイフォンに位置し、首都ハノイとは主要幹線道路で結ばれているため、アクセスに強みを持つ。

同団地はベトナム・シンガポール両政府による支援の下で開発が進められており、設備などハード面が充実していることに加え、質の高いカスタマーサービスを提供していることなどが、利用者に高く評価されているという。


ⒸOpenStreetMap contributors(opendatacommons.crg)(一部加工)

(藤原秀行)※いずれも両社提供

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