いずれも上場会社に移行、経営効率化や意思決定迅速化など狙い
米フェデックスは12月19日、事業を一般の小包宅配や書類の速達などを担う「エクスプレス部門」と事業者向け貨物を取り扱う「フレイト部門」に分割すると発表した。
今後18カ月以内に両部門を分社、それぞれ証券取引所に上場させる。
投資家から、両部門は物流拠点などで共用できる部分が少なく、同一の企業内で運営し続けるのは効率が良くないことを理由に分離するよう求める提案が出ていた。
フェデックスは両社を上場会社として切り分け、新たな体制に移行することで両事業の経営効率化や意思決定迅速化を図る。環境変化へより的確かつ素早く対応できるようにする狙いもある。
(藤原秀行)