日本通運が中国・深圳の現法を自動車物流専門に変更、サービス強化へ

日本通運が中国・深圳の現法を自動車物流専門に変更、サービス強化へ

EVの部品調達や完成車輸送もカバー目指す

日本通運は11月6日、中国・深圳の現地法人「華南日通国際物流(深圳)有限公司」に関し、自動車関連物流の専門会社として新たに営業を始めたと発表した。

社名は「日通汽車物流(中国)有限公司」と変更。中国語で自動車を指す「汽車」を全面に打ち出している。

同社は2008年11月に営業を始めて以降、自動車部品のミルクランや幹線輸送、各組み立て工場へのJIT(ジャスト・イン・タイム)物流、24時間体制の部品在庫・受発注管理、車両運行管理といった多彩なサービスを提供している。

海上輸送や海外引っ越し事業の部門は「日通国際物流(中国)有限公司」の広州支店に移し、今後も需要が見込める自動車部門に事業範囲をフォーカスする。

今後はEV(電気自動車)の部品調達や保守部品に関する物流、完成車の輸送などもカバーしていきたい考えだ。


「日通汽車物流(中国)有限公司」の施設外観(日本通運プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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