8社は統合し新会社に移行、北海道は別のオーナー系販社に譲渡
三菱ロジスネクストは1月23日、全国の直系販売会社を再編すると発表した。
100%子会社として各種製品の販売・サービスを担当するロジスネクスト北海道(札幌市)、ロジスネクスト東北(仙台市)、ロジスネクスト関信越(新潟市)、ロジスネクスト東京(東京都大田区平和島)、ロジスネクスト中部(名古屋市)、ロジスネクスト近畿(大阪府守口市)、ロジスネクスト中国(広島市)、ロジスネクスト四国(高松市)、ロジスネクスト九州(福岡市)の計9社のうち、ロジスネクスト北海道を除く8社に関し、ロジスネクスト近畿を存続会社とする吸収合併を実施。今年10月1日付で新会社「ロジスネクストジャパン(仮称)」に移行する。
再編のイメージ(プレスリリースより引用)
事業運営の効率化と、より迅速かつ的確な市場動向・顧客ニーズの把握、販売・サービス戦略の徹底などを進め、国内の物流機器・システム市場で顧客サポートの体制を強化する。
新会社への移行に合わせて、三菱ロジスネクスト本体で国内市場向けの販売・サービス事業を管理・統括する国内営業本部から企画・管理などの一部機能を新会社に移管する。
これまで三菱ロジスネクストと各販売会社で個別に所掌していたマーケティング機能を統合することで業務を効率化するとともに、コーポレート機能も強化する。
さらに新会社は、全国各地に拠点を有し、三菱ロジスネクストとの契約に基づき独自に同社の製品の販売・サービス事業を展開するオーナー系販売会社とも連携する。
新会社への移行と同じ日に、ロジスネクスト北海道の株式を、北海道地域を地盤とするオーナー系販売会社の北海道運搬機(札幌市)に譲渡し、事業を移管する。同地域の市場・顧客ニーズに即した販売・サービスを得意としてきた北海道運搬機が事業を継承することで、新会社とともに日本全国における製品販売・サービス事業の充実・拡大を目指す。
<新会社の概要>
会社名 ロジスネクストジャパン株式会社(仮称)
統合方式 ロジスネクスト近畿株式会社を存続会社とする8社吸収合併(適格合併)
本店所在地 京都府長岡京市(三菱ロジスネクスト本社と同住所)
資本金 1億2,000万円 ※直系販社8社の資本金合計額
売上高 1,620億円(2023年度)※直系国内販売会社8社単純合計
総資産額 684億円(負債額593億円)(2024年3月31日時点) ※直系国内販売会社8社単純合計
従業員数 約3,600名(設立時見込み)
(藤原秀行)