上長の測定結果確認日時明確化など課題解決、計測者と管理者双方のストレス軽減も
鈴与グループでシステム開発などを手掛ける鈴与シンワートは2月6日、運転前アルコールチェック&検温クラウドサービス「あさレポ」を大丸松坂屋百貨店が導入したと発表した。
同社は以前、オンプレミスのシステムを利用していた。据え置き型のアルコール検知器でアルコールチェックをするとシステムが測定データを印字したレシートを発行。上長が押印後に、測定結果をPCに転記し、レシートを台帳に貼付して保管していた。
「上長が確認した日時が不明確」なことや「PCが故障した場合」や「アルコールチェックをしたい従業員が複数いた場合」にタイムロスが発生していたことなどが課題だった。
アナログの運用をSaaS導入でデジタル化し、従業員の業務負荷を軽減するため、システムの更新に踏み切った。「あさレポ」が計測者・管理者それぞれストレスの少ない使用感だったことや、外部連携を含めたサービスの拡張性があることなどを評価したという。
記録管理のデジタル化によって業務効率が向上し、台帳などの紙媒体での管理・保管が不要になったほか、上長が確認した日時も明確に記録できるなど、課題解決につながった。
(藤原秀行)