同国2カ所目、自動車などの物流需要拡大に対応
日本通運は7月1日、フランスの現地法人がアフリカ最大級のコンテナ港、モロッコのタンジェMED港内に、同国内で2カ所目となる拠点「タンジェMed・ロジスティクスセンター」を開設、6月26日に営業を始めたと発表した。倉庫面積は約1800平方メートル。
タンジェMED港は77カ国・186港と航路を設けており、隣接するフリーゾーン(FTZ)には自動車や自動車部品のメーカーなど約800社が進出済み。日系の自動車部品関連企業も多数展開している。モロッコ政府も同港を基点に北部・西部アフリカにおける物流ハブとして確立するためインフラ整備などの施策を進めている。
日通は2017年12月、同国のカサブランカ市にモロッコ支店を開き、航空・海上フォワーディング業務を手掛けている。今後も自動車関連などの物流需要が見込めると判断、新たな拠点を整備することで対応を強化する。
タンジェMED港の新拠点(日本通運プレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)