未経験者でも導入スムーズ、関係者が更新情報にアクセス可能
Shippioは5月19日、カセットコンロやガスボンベなどの製造・販売を手掛けるTTS(東京都千代田区外神田)が、Shippioの提供している荷主企業向け貿易業務管理SaaS「Shippio Cargo」(シッピオ・カーゴ)を導入したと発表した。
「Shippio Cargo」を採用したTTSのSCM部は物流・サプライチェーンの管理に加え顧客対応も担当。従来、貿易管理業務は経験者が手掛けてきたが、退職に伴い経験のないメンバーが就くことになった。
貿易知識がない中、取引先との細かな連絡・調整や書類の授受といった非効率な業務が多く、残業を余儀なくされていたため、「Shippio Cargo」の導入に踏み切った。
簡単な操作説明をする勉強会を開いただけで、社内や取引先への導入もスムーズに進み、営業担当からは「外出先からスマホで見られるのはありがたい」、取引先の通関業者や倉庫業者からは「メールが減るので助かる」といった反応があったという。
特にスケジュール管理や納期について、これまではエクセルを使って管理していたため、外出先から見づらかったり、書類が最新版かどうか分からなかったりするという問題を抱えていた。
「Shippio Cargo」導入以降は、関係者がオンライン上でリアルタイムに更新している同じ情報にアクセスできるようになり、以前は1日に何十件もあった電話やメールの対応も減らせたほか、膨大な紙の書類をファイリングしていた書類管理も、データの一括管理に移行し、ペーパーレス化に加えて、書類を探す手間、工数の削減にもつながっているという。
(藤原秀行)