「関西物流展」が大阪で開幕、過去最多の376社参加

「関西物流展」が大阪で開幕、過去最多の376社参加

2024年問題踏まえ、荷待ち・荷役時間短縮技術に注目集まる

西日本を代表する大型物流展示会「関西物流展」が4月10日、大阪市の「インテックス大阪」で開幕した。会場では関西物流展の谷鉄也実行委員長や経済産業省近畿経済産業局の鈴木貴詞産業部長、国土交通省近畿運輸局の小野協子交通政策部長ら官民の関係者がテープカットを実施、開幕を宣言した。

5回目となる今年はこれまでで最多となる376社が出展。物流業界の生産性向上や環境改善につながる新しい技術とソリューションを多数お披露目している。会期は4月12日までの3日間。


会場とテープカットの様子

「2024年問題」を意識し、会場では物流センターでの荷積み・荷降ろしの待ち時間や荷役の時間を短縮できる自動化・省力化技術に大きな注目が寄せられており、無人の自動フォークリフトや自動倉庫、倉庫のトラック事前予約システムなどを中心に、多数の来場者が集まっている。

併せて、物流領域の脱炭素の潮流が強まっていることを背景に、普通免許で運転可能な3輪EV(電気自動車)やトラックの走行距離短縮を促進する輸配送効率化システムなども関心を引き付けている。

会場では特別セミナーとして、官民の担当者らが物流政策の最前線やDXに寄与する新技術の動向などを解説、情報発信に努めている。


初日から多数の来場者が詰め掛けた

(川本真希、藤原秀行)

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