26年2月末まで、1回当たり330円で
セブン-イレブン・ジャパンと自動配送ロボット開発を手掛けるスタートアップのLOMBY(ロンビー)、スズキの3社は5月19日、東京都八王子市の南大沢エリアで、セブン-イレブンの商品配達サービス「7NOW」(セブンナウ)で注文を受けた商品を屋外型自動走行ロボット「LOMBY」で公道を走って届ける実証実験を同日始めたと発表した。
今回の実験は配送先地点を指定せず、対象のセブン-イレブン2店舗を中心とした南大沢エリア全域の個人宅(集合住宅の場合はエントランス周辺)などまで届ける。3社は国内の屋外ロボット配送における配送可能エリアと対象戸数が過去最大規模になると説明している。
LOMBYは信号や横断歩道などを自動認識して通行が可能で、スズキの電動車いすをベースとした台車(電動モビリティベースユニット)を活用し安全・安心な走行を実現している。
南大沢エリアは丘陵地の多摩ニュータウンに位置するため階段や坂道が多い上、入居開始から40年以上が経過して高齢化が進んでいる。ロボットを投入し、地域住民の利便性向上を図る。
配送現場の人手不足を考慮し、配送を早期に自動化することも目指す。実験は2026年2月末までを見込む。配送料金は1回当たり税込み330円。
7NOWの注文者がロボットでの配送を望まなかったり、混雑などでロボット配送ができなかったりする場合は、配送業者にマッチング依頼が入り、通常配送に切り替える。
概要
■実施期間:2025年5月19日(月)~2026年2月28日(土)(予定)
■実施エリア:東京都八王子市南大沢エリア
(1)セブン‐イレブン南大沢駅前店
(2)セブン‐イレブン八王子南大沢店
■注文時間:9時30分~20時
■対象アイテム:セブン‐イレブン店頭の約3,000アイテム※(1)・(2)店舗の取り扱い商品に準拠
■配送料:330円(税込)
(藤原秀行)※いずれもLOMBY提供