清涼飲料5社が「社会課題対応研究会」の活動報告、待機時間平均4割削減

清涼飲料5社が「社会課題対応研究会」の活動報告、待機時間平均4割削減

本来業務以外の荷役作業発生は3割抑制

アサヒ飲料、伊藤園、キリンビバレッジ、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、サントリー食品インターナショナルの清涼飲料5社は5月29日、昨年11月に立ち上げた「社会課題対応研究会」の活動内容を発表した。

概要は以下の通り。



【待機時間削減件数(主に待機時間1時間以上の件数)】
・5社計で平均約40%削減

【荷役作業発生件数(ドライバーが本来の運転業務以外に行っている、積み下ろし、検品、ピッキングなどの作業の発生件数)】
・5社計で平均約30%削減

(期間:2024年3月~25年2月の1年間の実績)

5社は物流の効率化と温室効果ガス排出量削減に向けて、同業他社や異業種企業との共同配送や往復輸送などの取り組みを強化している。

概要は以下の通り。

・2024年7月~伊藤園×日清食品:往復輸送
・2024年7月~サントリーグループ×ダイキン工業:往復輸送
・2024年8月~コカ・コーラ ボトラーズジャパン×伊藤園:共同配送
・2024年10月~コカ・コーラ ボトラーズジャパン×湖池屋:共同輸送
・2024年11月~アサヒ飲料×伊藤園:往復輸送
・2024年11月~サントリーグループ×サッポログループ:往復輸送
・2024年11月~伊藤園×全農グループ:往復輸送
・2025年2月~キリンビバレッジ×花王:共同配送



(藤原秀行)

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