関西地盤の永尾運送、新聞輸送の空きスペース活用した「小口共同配送」開始

関西地盤の永尾運送、新聞輸送の空きスペース活用した「小口共同配送」開始

1ケースから365日安定運用

関西を地盤とする永尾運送(大阪府摂津市)は6月11日、長年にわたり新聞配送に携わってきた経験と関西エリアを中心とした地域特化型の配送ネットワークを活用し、新たに「小口共同配送(混載便)」のサービスを開始すると発表した。

1台のトラックで複数の荷主の荷物を配送する。対象エリアは大阪・兵庫・京都。

 
 

1ケースから、1t未満の小ロット・中ロットの荷物を得意とし、他社貨物と積み合わせて配送することで、安価な料金でサービス提供を実現する。

また、新聞紙輸送で培ってきた時間通りの配送も強みとみており、ラックの空きスペースを有効活用することで、新聞以外の荷物の輸送を実現した。条件が合えば、前日の連絡でも車両手配が可能という。

1t未満の場合は「長尺物・異形物・不定形」の荷物もカバーする。

既に日本マクドナルドがサービスを活用しており、もともと4tトラックを使用していた食塩輸送を、夕刊輸送を担当していた2tトラックと共同で行うことで、積載率向上とCO2の削減に成功したという。

(藤原秀行)※いずれも永尾運送提供

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