リンクス、安定・長期供給を実現した中国系AMRの日本ユーザー向け仕様モデル取り扱い開始

可搬重量600kgと1000kg

製造業や物流業界の現場作業改善可能な先端技術を取り扱う専門商社のリンクスは6月19日、中国最大級の産業用機器メーカーHuaRay Technology（ファーレイ・テクノロジー）が提供している「iRAYPLE（アイレイプル）」ブランドで、日本ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズしたAMR（自律搬送ロボット）の取り扱いを開始したと発表した。

iRAYPLE AMRシリーズは可搬重量として60～1500kgまで対応できる豊富なラインアップなどをセールスポイントにしており、2023年2月の取り扱い開始以降、自動車業界をはじめ日本国内の多くの現場で導入が進んでいる。

　
　

今回のモデルは、日本市場の「安定した製品を長く使いたい」とのユーザーニーズと、海外メーカーの「常に最新の仕様を投入する」とのグローバルな開発サイクルとのギャップを解消するため、リンクスがファーレイと継続的に協議を重ねて実現した特別モデルという。

ファーレイにとっても、日本市場を重要な戦略地域と位置付けていることを示している。

特長
■安定供給
ソフトウェアおよびファームウェアをバージョン固定化。予期しないアップデートによるトラブルを回避し、現場での安定運用を支援。

■長期供給体制
部品の変更や仕様改定が発生する際は、事前に国内ユーザーへアナウンス。安定したメンテナンス計画の策定が可能。

■日本語対応の強化
AMR本体の音声案内を完全日本語化。現場作業者がわかりやすく安全に使用することが可能。

仕様
■製品外観

　
　

L-AGV-600LQ-LX（600kg可搬タイプ）、L-AGV-1000LQ-LX（1000kg可搬タイプ）共通（リンクス提供）

■スペック

（藤原秀行）