3社で共同設立の現地合弁に22億円を出資
国土交通省は7月9日、海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)が住友商事および鈴与と共同でベトナム民間港湾・物流事業最大手「Gemadept Corporation」(GMD社)に資本参画したと発表した。
日本勢は共同設立した現地合弁を通じてGMD社の株式10%を保有。JOINは現地合弁に22億円を出資している。JOINの参画については5月29日に国土交通大臣が認可していた。
JOINはGMD社への運営参画と現地政府などとの対話を通じて住商、鈴与の事業が円滑に進むよう支援する。また両社が現地で既に展開している物流事業とGMD社が手掛ける港湾・物流事業との連携により、総合的な物流網を確保してベトナムに進出する日本企業に質の高い物流を提供していく。
GMDが運営するターミナル全景
(鳥羽俊一)