ドライバーの負荷軽減狙い
エムケー精工は7月2日、トラック・バス向けの大型車両用洗車機「ビッグウォッシャー アバンザード」の生産拠点を長野県信濃町の工場から同県千曲市の本社工場に移管、6月23日に本格稼働を開始したと発表した。
稼働を開始した生産ライン
「2024年問題」やドライバー不足に伴い、現役ドライバーの労働時間削減や肉体的負担の軽減が重要になってきているのを踏まえ、洗車の負荷を減らせると見込む。
大型車両用洗車機の需要が増加している中、増産体制の構築が求められていたため、移管により生産スペースの拡充と生産効率の向上を図り、顧客のニーズへ迅速に応えられるようにする。
移管でより効率的な生産ラインの構築が可能となり、納品までの時間が短縮できると見込む。
「ビッグウォッシャー アバンザード」は一般的にトラックやバスを手洗いすると1時間程度を要するが、最短3分53秒(10tトラック1台、高速洗車時)で洗車を済ませることができるという。
大型車両以外も洗える「普通車洗浄システム」や、冬場の走行で付着する融雪剤の除去に適した「固定式下部洗浄システム」など、ニーズに応じたさまざまなオプションを提供している。
(藤原秀行)※いずれもエムケー精工提供