好調な内航海運は油送船も6カ月ぶりに前年同月上回る
国土交通省が7月11日に発表した「国土交通月例経済」(2019年6月号)によると、4月のトラック輸送量は特別積み合わせトラックが前年同月比1.9%増の560万1729トン、宅配貨物取扱個数は4.3%増の3億4119万2000個、一般トラックは0.9%増となった。
鉄道(JR貨物)の5月速報値は4.5%減の220万3511トン。内訳は車扱が5.2%減の56万5233トン、コンテナは4.3%減の163万8278トンと減少傾向で推移した。
内航海運の4月速報値は貨物船が1.5%増の1731万1000トン、油送船が0.5%増の921万4000トン。貨物船は伸び率が前月から鈍化したものの9カ月連続の増加、また油送船は18年10月以来6カ月ぶりに前年同月を上回った。
外航海運(コンテナ)の4月速報値は輸出が0.9%増の77.5万TEU、輸入も0.9%増の79.5万TEUで輸出は7カ月連続の伸び。
航空貨物の5月速報値は国内線が6.6%減の5万7712トン、国際線が15.7%減の12万9245トン。いずれも18年4月から前年同月を割り込み、国際線は12カ月連続の2桁減となっている。
4月の普通倉庫における月間入庫高は5.9%増の256万5000トン、月末保管残高は3.2%増の505万9000ト
ン、回転率は0.4ポイント低下の49.0%だった。
(鳥羽俊一)
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