内航海運分野への燃料サーチャージ導入促進へガイドライン

内航海運分野への燃料サーチャージ導入促進へガイドライン

国交省が概要版公表、基準価格の設定方法など紹介

国土交通省は4月4日、内航海運分野への燃料サーチャージ導入促進に向けたガイドライン(指針)の概要版を公表した。

2020年に燃料油中の硫黄分濃度規制(Sox規制)が強化されるのに伴い発生が見込まれる関連コストを荷主も含め社会全体で分担、内航海運事業者の経営基盤強化を後押しするのが狙い。

ガイドラインは燃料サーチャージの意義として「わが国の経済成長を持続可能なものとするためには、内航海運事業のような中小企業の成長力底上げが必要であり、燃料油価格高騰分を含む適正な運賃収受が不可欠」などと指摘。

燃料サーチャージの基準となる燃料油価格の設定方法などを説明、具体的な適用の事例や相談窓口なども記している。

国交省は今年夏ごろをめどに、環境規制強化に伴うコストアップへの対応事例などを盛り込んだ全体版をあらためて発表する予定。

(藤原秀行)

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