トラック使用台数24%削減、CO2も6%抑制見込む
伊藤園と森永製菓、日本通運の3社は7月30日、群馬~北海道間で飲料(重量物)と菓子(軽量物)の重軽混載による共同輸送を7月に始めたと発表した。
重量があり荷台で2段積みができない伊藤園の飲料を、1段積みした際の上部空きスペースに軽い森永製菓の菓子を積み込み、荷台の容積を隙間なく有効的に積載できるようにしている。
一般的に協業混載を行う際、積み降ろし箇所が増えることにもなるためトラックドライバーの長時間労働が課題となるが、日通が車両手配や群馬県内の出荷倉庫を調整し、積地を1カ所に集約することで課題を解消した。
森永製菓の製品を伊藤園の倉庫に移動させ、重軽混載で群馬~北海道間を共同輸送し、北海道内の両社倉庫に届けている。
伊藤園と森永製菓がそれぞれ輸送していた従来の方法に比べて積載率が向上し、トラックの使用台数を約24%削減できると想定。CO2排出量も約6%減らせると見込む。
(藤原秀行)※いずれも3社提供