海外の企業・団体も参加
ロケット事業と通信衛星事業を手掛けるインターステラテクノロジズは8月14日、開発中の小型人工衛星打ち上げロケット「ZERO」(ゼロ)の初号機を利用する顧客が決定したと発表した。
シンガポールの衛星事業者Ocullospace(オキュロスペース)、小型衛星「キューブサット」の製造を通じた学びの機会を提供する米非営利団体Wolfpack(ウォルフパック)、大阪公立大学、東京都市大学の衛星4機。両大学に衛星分離機構を提供し、実証する韓国のDALRO Aerospace(ダルロ・エアロスペース)を含め、5社・団体と打ち上げ契約(Launch Service Agreement、LSA)を結んだ。
インターステラテクノロジズは、通常は打ち上げ実証にとどまることが多い初号機で民間顧客の衛星を獲得したことは世界的にも珍しい事例と強調している。
(左から)Seunghyeon Do氏(DARLO Aerospace CEO=最高経営責任者)、 Kevin Simmons氏(Wolfpack CubeSat CEO)、熱田圭史氏(インターステラテクノロジズ取締役COO=最高執行責任者)Franco Gan氏(Ocullospace Founder)、小山リオ氏(インターステラテクノロジズHead of Mission Management)
(藤原秀行)※インターステラテクノロジズ提供